iakさんの体験談【TOXO患者会員】

次男の妊娠初期検査時に受けたトキソプラズマ抗体検査で、長男妊娠時に感染していたことがわかりました。

体験談寄稿 NO.10 iakさん

2012/11/03 更新

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  • 先天性トキソプラズマ症

STORY

次男の妊娠初期検査で、オプション検査として「トキソプラズマ抗体検査」を受け、陽性。

私には2歳の長男と、0歳の次男がいます。
次男を妊娠した時の、産婦人科での妊娠初期検査の際、オプション検査として「トキソプラズマ抗体検査」も同時に受けました。

結果は『陽性』ということでした。
私は、その時、はじめてトキソプラズマというものを知りました。

詳細な検査に進まない段階で、 産婦人科医に
「堕胎も手段です」 と言われショックを受けたことを覚えています。

その後、大きな病院で感染時期を特定する検査を受けました。
気になって、自分でもいろいろと調べてみるも、トキソプラズマについては間違った情報や、恐ろしい情報ばかりが出ていて、 検査結果が出るまで妊娠した喜びどころか不安でつらい毎日を過ごしました。

詳しい検査の結果、長男妊娠中の感染であることが判明。

そして検査結果では、初感染時期は次男妊娠中のものではなく長男妊娠中のものである可能性が高いとのことでした。

それを受けて行われた長男の抗体検査の結果は、やはり陽性でした。
今となっては確証はありませんが、おそらく胎内感染でしょうとのことでした。

感染の原因は、おそらく生肉。知っていれば防げたかもしれません。

私の場合、感染の原因はおそらく生肉だと思います。
妊娠中は食事には気を付けていました。
しかし、妊婦は生肉は絶対食べてはいけないとは知りませんでした。
知っていれば防げていたことだったのかもしれません。

発症はしていませんが、念のため定期的な検査を行っています。

今現在、長男は先天性トキソプラズマ症といっても、発症はしておりませんが、確認のため、年に1度、目の検査を行うようにしています。
成長過程で目に症状がでるかもしれないという不安は今後も続いていきます。

もし、次男の妊娠をきっかけに検査を受けていなかったら、長男の感染を知ることなく今日まで過ごしていたと思います。
検査をして長男の感染がわかったからこそ、これから発症した場合、すぐに対処できるように、準備をすることができているのだと思っています。

このような経験を誰にもしてほしくありません。
妊娠を望む全女性に、できれば妊娠してからだけではなく、妊娠前にもトキソプラズマの検査を受けてほしいです。
そしてトキソプラズマについて、生肉のもつ危険性などについても、知ってほしいです。

 

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条 イラスト

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